たった一人の旅行会社添乗員が病院の引率で行ってしまった。冷静になれば、酔っぱらいたちをバス4台ヘ誘導するより、急患一人を病院へ付き添うほうが楽だろう。

ホテルへいく前にちょっと観光、恋人岬へ。

「はいはい、バスはこっちです。2号車全員いるか確認してください」とか、私が係員となって引率。

関東のメンバーは成田と、羽田から分便。一番遅く到着するのが、前泊費用を削減された仙台メンバー。朝、仙台で新幹線に乗り、夕方に羽田から飛び真夜中到着だって。

恋人岬は、恋人と来るところ。

特に用事はないが、激安ツアーお決まりの免税店に閉じ込められる。

ホテルへ着いたら、ドタキャンで来なかった人の余り同士を部屋割りし直す。端数の社員たち「あの係長と一緒は嫌だ」とか懇願してくる。

旅行会社のスタッフ、病院から社員と一緒に無事戻るという。こっちのドタバタを処理してほしかった。

今日、最後の仕事は、夜中にグアムに到着する仙台メンバーの「無事着きました」という電話を受けること。

道端でウクレレで唄うおじさんと一緒に時間つぶし。日本の歌を一曲だけ「知床旅情」を知ってた。歌詞は英語。「ハワイアンは出来ないよ。グアムとサイパンの唄くらいだな」とか世間話しして、のんきに歌う。

仙台メンバーからやっと電話かかってきた。よし、全員着いたな。

散歩から引き上げて寝る。