TRAVEL

4/8 チベット・中国(成都)

ラサ二日目。探索をはじめる。体調が楽になるのを待ち、午前中はデプン寺を見る事にする。

家で地図を見てた時は、のんびり歩いて行けるかと思っていたが、冗談じゃない。歩いて行ったら息絶えてしまうので、タクシーに乗りました。

チケットにCD-Romがついていてビックリ。妻は結構大丈夫そうだが、私は坂を登るとすぐに頭痛になるので、ゆっくり目に歩調を合わせてもらう。

チベットの民謡を唄っている子どもがいて、いい雰囲気だった。敷地全体の4分の1を回ったところで美しい巨大な仏像を見れたので、体力の心配からホテルへ戻る事にする。

昼ご飯を食べに八廓街(バルコル)へ。

漢字メニューで注文できそうなご飯屋さんへ。タンメンと水餃子を注文。

おいしかったが、一人分完食はできず。しかし、チベットで初の普通のご飯を食べられた。このまま体調は回復するんじゃないかと思った。

往来のにぎわいの屋台でジュース飲んだり、ストローで飲むゼリーや駄菓子屋を買い込んだ。

お土産屋台をちょこちょこのぞいてお買い物。

その夜。タンメンと水餃子を全部はいた。胃から出してみたら、食べたままの姿でまったく消化した様子も無い。吐いている間の「ウグッ」となる数秒、息が止まるだけでも苦しい。

翌日からの予定は全部ダメだと思った。回復のきざしなく、居るだけで苦しいこの地、目先真っ暗だ。眠気が苦しさを超えない。

少しうとうとしかけても、意識して「スーハースーハー」と大きく呼吸しなければならない。真夜中に、私はよほど苦しそうな呻き声を出したらしく、若干症状が軽かった妻が酸素の手配に走ってくれた。

空気枕のような入れ物にゴムのチューブがついたものを持ってきて、これを鼻から吸うのだという。ゴムの匂いが強く、日本にいたら怒るほどだと思うが、そんなこと言ってられない。まだ苦しいが、酸素を手に入れ、吸い込んでいるという精神的安心は大きかった。

レンタル酸素袋に補充した、酸素の領収書。「今、飛行機に空席があるけど帰る?」と、声かけられたらギブアップしていたと思う。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました