TRAVEL

8/8 スペイン

朝日が眩しいカタルーニャ広場からバスでエアポートへ。娘は夜中ほとんど寝ないでYouTubeを見ていた。まぁいいや、飛行機の中でぐっすり寝てほしい。

スーパーの外に繋がれて吠えずに待っている犬、賢そうな中型犬の散歩もよく見た。お土産にトゥロンというご当地お菓子を買い込んだ。

住宅街によく下がっていた黄色い旗はカタルーニャ州のもので、スペインから独立したいアピール活動だと知った。コロンブスの塔あたりで仮装のデモ行進も見た。

フリープランでも、ガイドありの1日観光を入れると、文化や風習のことを教えてもらえるし、子どもも素直に吸収してくれるので良いと、あらためて思った。

さて、不安のアエロフロート。乗り継ぎ時間がかなり短い。モスクワで飛行機を降りて建物へ向かうバスが来なくてイライラ。真っ先に搭乗したら奥へ入ってしまい、下車でモタモタして焦る。

チェックゲートは、多種多様な人種が列も作らず押し寄せ大混雑。10分、20分と過ぎてゆく。係員の仕事が遅く、ペースを上げる様子もない。ここを通り抜けないと真剣にまずい。

パスポートを持つ手を前にかざし「時間が無い、割り込ませて〜」という身振りをすると、イスラエルパスポートを持った人が私たちを見て、集団の前に入れてくれた。ご自分のフライト時間に余裕があったのか、それとも日本のパスポートを見て、何かを思ったのか。親切が身に染みました。

モスクワから東京への便では、すごいワインの匂いで酔っぱらいロシアガールが大きな声で唄っている。その母と横並びの席で寝転がっているのか通路に足だけバタバタ見えた。

ロシアガールはオレンジを剥いて食べはじめた。繰り返しサビだけ唄っていたのが、私が見ていた映画「アリー、スター誕生」のテーマ『Shallow』だったらしく、こっちを見て全力で唄ってくるので、ニコッとしたら「わーわーっ」と話しかけられた。

なだめて映画の続きを見ていると、お互い靴を脱いで靴下だったが、足をフニっと踏んづけられ「私に注目しなさいよ!」と、また歌を聴かされる。

映画「アリー」に出てくるレディガガの相手役を真似てエアギターをやってみせたら気に入ったらしく。トイレから歩いてきた知らない青年に、ドラムをエアで叩くことを強要。ニコニコご機嫌で熱唱するロシアガールを真ん中に、なぜか通路で3人エアバンド。

彼女が唄っていたもう一曲は、機内で見れた映画「ボヘミアンラプソディ」のエンディング『Show Must Go On』だった。そうか、通路のバンド結成はQUEENをやりたかったのだろう。

乗務員がやってきて注意された?ロシアガールは席に戻った。と思ったら、CAさんがコップにワイン入れて持ってきた。注意されてたのでなく、お酒を頼んだのか。その後も自分でもお酒を取りに行ってた。

彼女のおかげで楽しく過ごせた。東京便に乗ってるくらいなので、日本人に興味があったのだろうか。

乗り継ぎ時間の不安は味わったけど、おもしろい乗り継ぎとなった。旅行中の大変なことは嫌なことじゃない。大変なことはだいたいおもしろい。

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