近代化の谷間にひょこっと昔ながらの街。

輪タクで赤レンガの古い街、胡同(ふーとん)へ。

ここは、自転車も入っていけない細い路地。庭先に鳥かご。

百年以上前の街並そのまま。

遠藤周作の小説でしか知らない旧満州、赤レンガの街大連もこんな感じだろうか。広い中国の別の土地へも行ってみたくなった。

見上げれば、歴史。

見下ろせば、現代。

壊れそうで心配になる長屋の角を曲がる。

もう、すぐ近くまで再開発が進んでた。

夕暮れ。大きなデパート周辺の夜市的な屋台。それよりも、夜空に人間が打ち上がる逆バンジーの方が賑わっていた。

楽器売場には、バイオリンと並んで中国琵琶や二胡があった。

北京オリンピック!

ウソの卒業旅行から帰ってきた私たち。特に何の変わった様子も無いけど、心の準備は完了。

いつかバラバラになったり、思いがけず会ったり。何年か過ぎて一人でも、みんなでも、テレビにあの場所が映った時に、友だちのコトを思い出すでしょう。