バスに揺られ30分でナザレへ。受胎告知教会。マリアが天使から受胎告知を受けた場所だという。

教会の物語り特性で、聖母像、母子像の彫像品や絵画が多い。

世界各国から献上されたのであろう。インドやタイファッションの母子像もあった。

建築物のラインがどこをとっても簡潔に上品で、絢爛豪華な教会とは違った芸術性があった。

管理人は朝からバックギャモン。午前中はヒマなのでしょうか。

場所的にはアラブ人の市場の坂に建ち、裏手はイスラム教のモスクがあったりする。

屋根のある曲がり道。見通しが悪い。何本も入り組んでいて道に迷うので、一人迷子ゲームで楽しむ。

女性は髪と体のラインを隠す服装をする。

美しい近代建築の教会よりも、小さなところを覗いて驚く事がある。

聖ガブリエル教会は、湧き水の流れる音が心地よかった。

ナザレまではバスで来た。始発駅は広いターミナルで分かりやすかったが、帰りは行き先のバス停を探す。ちょっと不安になりながら、バスの行き先表示の数字に目を凝らして待った。

ティベリアへ引き返して、ホテル周辺を見て回る。

古い石造りのイスラム寺院や、十字軍の城壁等がたくさん残っている。

「仔犬がミルクを舐めるようなさざ波」とは、こんな波音だったのか。
「砂漠地方特有の煙って見える対岸」とは、こんな景色だったのか。