「もう集合時間だけど、ちょっと遅れそうだ」っていう上司からの電話を取った、私はその時布団の中。完全に寝過ごした。

「今、家です。これから向かいます」もうダメかと思った。羽田で命拾い。成田だったらアウトだった。

フライト時間ぎりぎりに駆けこみ。旅行係連絡用の海外用NOKIA携帯を渡される。

台北は暑かった。2月にTシャツで汗かく真夏日。

始めは団体観光。現地ガイドの引率で中正紀念堂を歩く。

台湾に興味ない人達もたくさんいるのが社員旅行。

60人の団体だったはずの一行、ガイドさんの解説を聞きながら順路を歩いているのが、いつのまにか10人に。

あっという間に出口に集まってた。そんなに文化に関心無いですか…。

ここから近所の、旅行会社推薦のお土産屋さんへ約1時間閉じ込められる。ツアーを値切りまくると、海外まで来て不毛な時間を過ごすことになる。

民権西路(ミンチュエンシールー)駅のそばのホテルにチェックイン。

さっそく私のポケットで旅行係用の携帯が鳴る。3人組にエキストラベッドが無いとか、部屋を替えてくれとか。いい歳したおっさん社員たちが、言葉が通じないと思ってビビってしまい、ホテルのフロントへ直接言えずに、社員に連絡してくる!

一緒にどこか連れってってと言われていた同部屋の社員Fさんに「仕事入ったんで別行動でお願いします!」と宣言。

携帯片手に上へ下へ、もーめんどいなぁ。

部屋割りのクレームを解決したのが、夕暮れの少し前。すでに皆出払って誰も居なくなったホテルから街へ。